2009年01月04日

旅立つとは

おはようございます。

新春早々にこのような話もどうかと思いましたが
今日は少しだけ「人の死」について書かせていただきます。

興味の無い方や面倒くさい方は
ここまでにしておいてください。

*****

「人が旅立つ」という事に正面から向き合う
とても考えさせられる本に出会いました。

ホスピスで精神的援助と宗教的援助を行なう
「チャプレン」という職業に就く
沼野尚美さん著の「癒されて旅立ちたい」という本です。

旅立つとは

現在、日本では3人に1人が
癌患者になるという統計が出ています。

今は幸せに暮らす誰もがいつか癌にかかり
やがて死と向き合う可能性を持っているわけです。

でも、もし人間関係で傷ついて
心が癒されないまま命にかかわるような病を患った時
人は最後に一体何を望むのでしょうか。

「せめて心だけは癒されて旅立ちたい」
人生の終末へ向かっていく患者さんたちの
勇気と力強さ、そして悲しさを伝えているのがこの本です。

******

数年前に病気を患い
大きな手術をした私としても他人事ではなく
「自分らしく生きる」ということを考えさせられました。

本の中で沼野さんは
「人は生きていたように死んでいく」と書かれています。

つまり患者さんの「最後の数ヶ月の生き方」に
「それまでの数十年の生き方」が<反映>されているというのです。

私がもし末期がん患者となった時
残された時間を使って「見事な旅立ち」の準備ができるかどうか・・・。

今はまだ、自信がありません。



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この記事へのコメント
昨年、父が胃癌と診断され死について色々と考えさせられることが多くなりました。
私たちにとっては毎日、明日が来ることが当たり前ですが患者さんにとっては明日があることが奇跡なんですよね…。
今こうやって元気に生きていて、家族と過ごせることが充分幸せなことなのにもっともっと…と高望みしてしまいます。
もし今、自分が「癌」と宣告されたとしたら…
正直私もどうなるかわかりません…まだ元気な今考えることは、やはり残される娘たちのことでしょうか。
つい先日、娘たちのパパが再婚し子どもが出来たと聞かされた今、まだまだ娘たちを残して死ぬわけにはいかないのよ〜って感じです☆とは言っても人生いつ何が起こるかわかりません。
長いようで実は短い。
だから私は毎日、この一瞬一瞬を楽しく一生懸命生きなきゃ!と思ってます。
Posted by ☆さゆりん☆ at 2009年01月04日 14:56
小学2年生の頃、祖父の葬儀で葬祭場(当時は野口にあった)に行きました
「小人」という炉がありショックを受け、それ以来「死」は身近なものです
中2で父が胃ガンで死に、20歳以降7回くらい入院や手術をしてます
「悪性の可能性もあります」というのもあったけど
お陰様で今も生きてます。
生きてることで君はラッキーだよ、と言われました
明日死んでもいいや。そう思えるように生きるのがモットーです
Posted by まんぼー at 2009年01月04日 21:40
> ☆さゆりん☆さん
おっしゃるとおりだと思います^^
毎日をいかに楽しく、そして力強く生きていくかが大切ですよね。
でも身の丈に応じた「幸福」というものは、いつも意識したいと思います。
さゆりんさん同様、私もまだ「手」も「お金もかかる」子供たちがいますので
今、死んでしまうわけにはいきません。
ちなみに、私は一昨年「がん保険」に入り、もしもの時に備えました。

> まんぼーさん
そうですか・・・。
中2の時にお父さんを亡くされていたんですね。
まんぼーさんはとても明るくて凛とした方なので
とても入院や手術の経験が多くある方とは想像できませんでした。
でも言葉の端々に込められる力強さや潔さのようなものは
そんな経験からくるものなのかな~なんて思ったりもしました。
私もどこか毎日、「潔さ」を持って暮らしていきたいな。
Posted by tokio at 2009年01月05日 05:07
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